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2018年11月14日 (水)

『ピアノ歴史講座』開催しました!

皆さまこんにちは!

鍵盤楽器売場の河野(かわの)です。

 

ハロウィンも終わり、街も一気にクリスマスモードですね!

 

さて、そんなハロウィン真っ只中の10/28(日)、

ヤマハミュージック 横浜店2階鍵盤楽器売場にて

とってもユニークなイベント『ピアノ歴史講座』を開催しました。

  

作曲家やピアノの歴史をたどりながらピアノの真の姿を知り、

もっと音楽を楽しもう!という講座です。

・・・と聞くとお固く感じるかもしれせんが、

こちらただのお勉強会ではなく、

「笑いあり、体験あり、豪華な演奏あり!」

の、楽しいイベントとなりましたので、その模様を少しご紹介したいと思います。

 

例えば、バッハの曲ってトリルや装飾音が多いと思いませんか?

実は、バッハが誕生した当時ピアノはまだなかったため、

チェンバロという弦をはじいて音をだす楽器で作った曲がほとんどでした。

チェンバロは音の強弱がつきにくく、ペダルもないので音を伸ばすことができません。

そのため、バッハはトリルや装飾音で曲想に変化をつけたり、

ペダルに頼らないノンレガートの表現をしたりと工夫していたんですね。

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それとは逆に、バッハが亡くなって20年後に誕生したベートーヴェンは新しいものが大好きで、

進化していくピアノの機能を余すことなく使った曲を多く残しています。

かの有名な曲「月光」は、ちょうどダンパーペダルができた後に作られた曲で、

曲中のほとんどでペダルが使われています。

音が伸びて良く響くのがよほど嬉しかったんでしょうね・・・

 

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というようなお話を、

河野(こうの)デモンストレーターによる華麗なトークと演奏を交えつつ行ないました。

(河野という名前が同じですが、私ではありません。笑)

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最後には、ピアノの中身を見てみよう!ということで、

なんとお店のピアノを解体しちゃいました。

小さいお子様からお母さん・ピアノの先生まで、

みんなでピアノを囲んで触ったり音を聴いたり・・・

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※マネはしないでね!

 

ラストはなんと、そのまま裸のピアノでショパンの幻想即興曲!

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あっという間の1時間でしたが、

やっぱりアコースティックのピアノって歴史が長いんだな~!

と、ピアノの奥深さを実感。

めまぐるしい時代の変化に応じてピアノも変わり続けてきて、

名だたる作曲家がつくった名曲たちもそんなピアノの進化に深く関係しているのだと思うと、

同じ曲ももっと色んな表現で演奏してみたくなりますね。

 

「ピアノって沢山種類があるけれど、何が違うの?」

「子供がピアノを習っているけど、どんなことをしているんだろう・・・」

「自分はピアノを触った事がないけれど、音楽でも子供と関わりたい!」

「生徒さんのご家族にも、ピアノの良さを知って欲しい」

 

などなど、ちょっとピアノについて知りたくなった皆様。

実は、また後日、第2弾を計画しております。

歴史・演奏・調律と盛りだくさんな贅沢イベントに、絶対に夢中になるはず!

是非、次回のお知らせがでたら参加してみてください♪